大阪が変わってほしい→アカンもう無理や→で、どうする?

大阪都構想住民投票

絶対賛成が可決するべきだったと思っています。

住民サービスや助成金なんかよりもっと重大な事だと思ってました。

細かなサービス云々よりも母体である

大阪そのものが潰れかけてる。

と感じているからです。まぁ日本そのものもだけど・・・



今回のブログは「超オレの気持ちVer」です。

主観偏見あるかもだけどゴリゴリいくのでご容赦ください。



今回僕は「賛成」に投票しました。

橋下さんの動画見て「え?こんな事しようとしてたの!?」って思ったのが

住民投票直前。

それまでは「賛成か投票しないか」で悩んでました。

それ言っちゃうとやっぱマズイかな、と思ってそういう表現はしてないけどね。



そして僕が投票した「賛成」の票は

「大阪を大改革して欲しい」

の気持ちしかありませんでした。



正直、住民サービスが低下どころか無くなろうが、増税されようが、強引だろうが、

そんな事はどうでも良かったです。

他人の事じゃないですよ。自分自身です。

自分自身の暮らしの負担が増えても良い、その覚悟はしてたって事です。

つまり、

自分の暮らしは自分でなんとかするから

「大阪なんとかしてくれ橋下さん!!」

そんな気持ちで投票しました。



投票結果も否決も残念だったけど、

正直ゾッとしたのが区別の結果

なんですかあの輪?



そして年代別の賛成反対の%、

シルバーデモクラシーだとかそうじゃないとか言われてますが

年代別の投票数は結果を左右するものなので、

投票前には重要かもしれないけど投票後にはそんなに重要じゃない。

それより「比率」は内容を考える、今後を考える上ですごく重要だと思います。



30代、僕と同世代が一番賛成していて

40代、50代と下がっていく・・・

20代は僕もう経験しました。

40代、50代はこれからだけど、もろにお世話になってる先輩方です。



あくまで僕は、なので違う人もいっぱいいると思いますが

20代の頃は、10代よりましだったけど視野は広いとは言えませんでした。

なにかに打ち込む情熱は今より過激で勢いもあったけど、引いてみるとか

走るためにまず休んで体力を蓄える、とかの引き出しはなかったです。

押さえつけられる事、強制されることへの反発はすごくあったけど

そういう時に「なんで?」「何のために?」まで考えが及ぶことは

今より圧倒的に少なかったです。



30代に(しかも折り返しを超えて)なって自分のなかに「責任」「責任感」とか

いままでウエイトが少なかったものがどんどん大きくなってます。

しかもそれは強制されたものじゃなく自ら「よし!やるか!」と思うようなもの。

誰かの為に、大きな成果の為には自分の犠牲もある程度しゃあないよな、

って思えるようなそんな気持ちです。



先輩方(40代より上)はもっと経験も視野も思慮もあるだろうから分かりません。

でもね、こと「働く」という事にかけては「30代」が担ってる範囲は

めっちゃ大きいと思うんです。









「働く」って事は「所得を得てる」って事で「納税してる」ってこと。

例外はもうそもそもお呼びじゃないので触れません。

40代ももちろんだし、高齢でも所得のある方は納税してるのは分かってます。

30代の好きにさせろって言ってる話ではありません。ただ、

自分たちの世代が大きく担ってる自負

はあります。誇りでも責任でもあります。

そして何より、今後僕たちは40代50代60代になっていきます。

背負い続ける訳です。

今回の住民投票は、僕にとっては

未来に賭ける希望への投票でした。

橋下さんが命がけでつけてくれた道です。

市の解体さえもわりとどうでも良いかもしれません(あくまで僕が、ね)

そんな事より、決着を住民投票という方法で、要は選挙で決める、という

ふだん遠ざけられている「選択権」への道をつけてくれたと感じました。



いつもの投票、国政だろうが地方だろうが、結局政党かセンセイを選ぶ、

公約を聞いて選ぶんだけどそれがきちんと守られた実感を僕は感じた事は無いです。

だから結局「行っても行かんでも一緒や。勝手にやっとけ」って気持ちになる。

「それじゃいかん」て言うのは分かるけど、僕らは働かなくちゃ飯食えなくて、

その為にありったけの時間とエネルギーを割いてる。

そして、納税してるんです。



橋下さん最後の方、「既得権益との戦いだ!」「税金を取り戻す!」って言ってました。

それを「すり替えだ!」って言ってる人の意見は分かります。

都構想がフニャフニャの草案だなんて見たらすぐ分かります。

でも誰があんなプランを今まで考えてくれましたか?

誰がそれを公開して必死に説明に回ってくれましたか?

「今までの大阪」を守ってきたセンセイ達がやってくれましたか?

そう思いました。

そしてなにより言いたいのは、

「既得権益はない」「二重行政はない」と言っていた人に聞きたい。

橋下さんは何と戦っていたんですか?

僕は確かに見ました。

ネガティブキャンペーンでひどく不快でそわそわさせられるような気にされました。

病院の前で片っ端からビラを押し付けてる人を見ました。

マナーも悪く品も感じない悪口の数々を聞きました。

「説明会」だって言ってるのに邪魔しようとしてるとしか思えないような質問の数々。

あれらが「愛する大阪を守ろう!」っていう人々の行動なんだったら、

一体何からどんな大阪を守ったんですか?



「大阪を良くする為にいっかいぶっ壊そう!!」っていう案に反対する力が

既得権益でないなら何だったんですか?



既得権益について今回すごく考えが変わりました。

今までは「公共工事の談合や出来試合の助成金で甘い汁を吸ってる人達」

みたいな印象を漠然と持ってました。

でもね、そんな人達も一部にはいるでしょう。

たまにバレるけどバレずに続けてる人もいるでしょう。

でも本当にそんな犯罪やってるならバレる筈なのになって疑問がありました。

なんでそんなのが通じるんだろう?って不思議に思ってました。



今回いろんな出来事を見て、自分なりの答えが見つかりました。

あっ僕ら自身含めての既得権益だ!と。

公共工事も助成金も生活保護も、本来は人の為のもの、人の役に立って幸せを運ぶもの

そこを円滑にする為に各種団体や組合や協会なんかができて、

その中で「人に言えない利を得てる」人は既得権益者というよりただの犯罪者で別だ。

そう思いました。

だから「既得権益」っていう「誰か悪い人達」みたいな印象で想像してたものは

良くも悪くも自分たち自身に、自分たちの生活に入り込んでるんだって事、

そしてそれが票になる。

だから今まで「変えよう!」って言うセンセイは多いのに

それが実行される事はなかったんだなって。

そりゃそうです。

やろうとしたら「落ちる」んだもん。

できる訳ない。

パンドラの箱みたい。

でもそれを平然と公約にしてる人がいたとしたら、

たぶん分かってやってるからそんな行為こそ「詐欺」なんだと思います。



ここまで全部僕の考えなので間違いなのかもしれない。とんちんかんかもしれない。

でも間違ってるならおおいに教えて欲しいです。本当の答えを・・・



先進みますね。

それでそういう「パンドラの箱」的な「既得権益」っていう、どでかいものがあって、

その「既得権益をぶっ壊す!」の先にあるのが「市民生活の破壊」だっていうのが

反対の理由だったんだなって思います。

橋下さんが悪く言われる理由や、すごく支持される理由、

そういうとこにあるんかなって思いました。

そしてそれを明言したら潰されちゃうから嘘にならないギリギリの言葉にして

言えずに行間に託してたんだろうな橋下さんって。



それを投票の直前にたまたま見た動画、

その後片っ端からみたタウンミーティングでの質疑応答のやりとり。

「この人失ったらアカン!!」って思いました。

まぁ結果遅かったんですけどね。



既得権益がどこかよその懐ではなく自分の懐に知らずに入ってるって意識ありました?

僕は全くなかったです。でも外れてないと思うんですこの考え。

「当たり前」になってる「タダ」は税金でできてて、それを僕らが払ってる。

誰が清算するのかはっきりしてないツケだからどんだけマイナスになろうが

「だれかがなんとかするやろ・・・」って目を背けてた気がする。

知らない(意識せずに)色んな機能のついた靴を履いてたのかもって思います。



つまり「大阪を変える」や「既得権益を倒す」

って事は大阪のみんなが少しずつ何かを失う(負担する)って事。

失うって考えたら「ありえない」かもしれないけど

手放すって考えたら「しかたない」って思わないですか?



断捨離



正直、その瞬間は楽しいものではありません。

苦しいし胸痛いし、

でもね、



今の靴履いたまま新しい靴履けますか?


靴脱ぐから新しい靴履けるんです。

今の靴を少し頑張って脱いで

もっと心地の良い素晴らしい靴を履いたら良いって思います。



「言わずに押し付けるなんて卑怯だ!」

って人が猛反対したんだなって思います。

でも僕は橋下さんが言わなかったとは思いません。



府知事になって真っ先した事なんですか?

給料カットですよ。

自分も府の職員も。



あの時にどう思いましたか?

僕は正直「そんなにもらってんのか!良いぞやれやれ!!」って思ってました。

あの時に、その行為を憂さ晴らしみたいな感情じゃなく

「府職員の皆さん僕らの為にありがとう!」

っていう気持ちで進められてたら・・・

そう思います。

橋下さんは「政治家」として「票を集める」ことはどうしても必要な立場で、

「税金をバラ撒く」以外の方法で票を得て進める為に、

敵をつくって相対させる方法しか無かったんじゃないかなって思うんです。

だって「みんで借金減らす為に色々我慢しようね!」なんて言って当選するはずがない。

でも同時にみんなが望んだ「大阪の改革」にはどうしても必要な部分でもある。



「きれいごと」なのかも知れません。

本当は橋下さんもっと腹黒い人で自分だけ税金むさぼるとんでもない人かもw

でもそんな人があんな動きしないと思うし、あんなに自分を晒さないと思う。

僕はすごく「信頼できる人」だと思いました。



橋下さん政界引退するって言ってるけど

「引退せざるを得ない」じゃなくて「もう引退したい」じゃないかって思う

あんだけ命がけで必死にやってきて、

その支えになってたのは「責任感」だったんじゃないかって思う。

今回の事で「あっもう頑張らなくて良いんだ俺」って

ホッとしてるんじゃないかって思う。

もしかしたら「応援してる人たち」の期待に応えて違う形で頑張ってくれるかもだけど

本当にアホらしくなるような事ばっかりであの結果、

「もう良いよお前ら知らねぇ!」

僕なら確実にそう思うと思う。



開票して結果が出た直後、ものすごい喪失感を感じて、

翌日なんにもする気が起きなかった。



何度も何度も「で、どうするんよ大阪?」って思った。



千載一遇のチャンスを潰しちゃって、これで当面大阪が大きく変わる事はない。

今でもがっちりそう思ってます。

優秀な人や会社がどんどん流出していく。

あると思います。

本当に取り返しのつかない選択。

そうだと思います。











このブログ、特に今回のブログをここまで読んでくださった方は、

きっと共感する部分が多い方だと思います。

同じ志を持ってる方だと思います。

そんなみなさんへ




「で、どうする?」


僕はとりあえず大阪は離れられません。

育った街とかそんなんはあるんだけど、必要としてくださるお客さんもいるし、

思うところあってずっとこの街でやり続けてきた事業をそんな簡単に動かせません。

でも「地盤沈下」「共倒れ」に加わるのは嫌です。

同じ世代の30代の人が一番多く「賛成」だった事、

「これからどうしよう」の真っ最中の世代のみんなが同じ答えを出した事に

悲しいながらも嬉しかったんです。

まぁじっさい崖っぷちだしマジヤバイとは思ってるけど



「こうなったらなんかやらなしゃあない」

今の気持ちです。

大阪が少しでも「おもろくなること」なんか一緒にやりません?

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追伸、FBでグループつくってみました。
賛成した人反対した人関係なく「楽しい大阪にしたい!!」ってグループです。
公開グループなのでお気軽に参加してね。
おもろいこと考えましょ☆

住民投票後「雨降って 地固まりたい」会

グループ名は良いの思いついたらそのうち変えます。


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5/22追加

これはありえないでしょう!!

こんなこと許しちゃいけない!!


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